■日本では珍しい石仏が本尊で、その本堂が国宝の寺に昼過ぎに出かけました。大阪は京都にも奈良にも近いので昼過ぎから一箇所訪問するドライブは最近の休暇の過ごし方になっています。
■鎌倉時代の石仏は屋外に造立されていたのを祠に収め、最終的に国宝の本堂を建立したそうです。逗子まで石材で作られた地蔵菩薩像が本堂の内陣に祀られているのは他では見られない珍しい寺院です。
■ガイドブック的な案内はここまで。
奈良や京都の寺院では参拝者を増やすためにインスタ映えする企画をしている所も少なくありません。寺院に足を運んでもらうための工夫と言えば聞こえが良いですが内情は別のところにあるのが本音でしょう。ところが十輪院はそれがありません。寺務所とおぼしき所に受け付けがあったので拝観料を払う際、お茶席があるとデスクに書かれていたので頼むと、20分ほどかかるとのこと。お茶を沸かすのに20分とはと思いながらもお願いしました。その間に拝観すれば良いのですから。
■受け付けは若い女性でした。さほど大きくない寺院なので住職の娘さんかと尋ねると(私、結構知らない人に話しかけるのが好きなんです)、いいえ、と言われたので、アルバイトですか、と再度尋ねると、社員ですと、予想外の返事でした。後々、寺院の性格が分かって納得の返答でした。
■境内には本堂の他、離れた場所にも建物がありましたが、どこから入れば良いか迷っていると、その社員さん、出て来て案内をしてくださいました。すでに閉じられていた扉を開け、灯りをともし、その後、内陣まで来るように言われ、石仏の説明をタップリしてくださいました。「ここの国宝は触れるんですよ。どうぞ触ってください」とも。確かに、国宝の本堂にいるのです。柱も国宝の一部、建具も国宝。しかも外陣のショーケース(展示棚ではなくショーケース)の仏像を、「これは自院の秘仏です」との説明には驚きました。訪問する観光客一人一人にこのような説明をされているのか、もう閉門の時間が近く、もう来訪者はないと判断され、お茶席を注文したのでそのサービスのつもりかは分かりませんが、この人、アルバイトではないことは確かです。
■境内を少し散策していると、その方がお茶席の準備ができたと声をかけて、庭の端にある茶室まで案内してくださいました。その背にマスコットが描かれてあったので尋ねると「なーむくん」とか。平安遷都1300年を記念して生まれた「せんとくん」に反対した奈良の宗教団体が対抗馬として創ったのが「なーむくん」とか。アイキャッチの写真をひこにゃんが仲を取り持って仲直りした際の写真とか。
■さて、お茶。立派な茶室に通されました。そこには先ほど受け付けにいた別の女性が着物に着替えておられるではありませんか。入る前に筧で手を浄めるようにも言われました。なるほど着替えに20分程度はかかりそうです。作法は途中で棗の置く場所を変えたりで怪しかったですが、他の寺院とは違う一服でした。
■いただいた後、少し話をすると、土日は法要が毎週のようにあって、今日も午前と午後の2回あったとか。本堂の裏には墓地もあり、永代供養の小さな石碑も数多くありました。表門の前には20台近くの駐車場もありました。納得です。小さいながらも寺院としてしっかり運営できているので、観光客集めに必死にならなくてもよく、若い女性も正社員で働かれているし、雇用する余裕もあるのでしょう。石仏と言い、とても不思議な寺院でした。お茶を点ててくださった年配の人も正社員かどうかは尋ねませんでした。
■日本では珍しい石仏が本尊で、その本堂が国宝の寺に昼過ぎに出かけました。大阪は京都にも奈良にも近いので昼過ぎから一箇所訪問するドライブは最近の休暇の過ごし方になっています。
■鎌倉時代の石仏は屋外に造立されていたのを祠に収め、最終的に国宝の本堂を建立したそうです。逗子まで石材で作られた地蔵菩薩像が本堂の内陣に祀られているのは他では見られない珍しい寺院です。
■ガイドブック的な案内はここまで。
奈良や京都の寺院では参拝者を増やすためにインスタ映えする企画をしている所も少なくありません。寺院に足を運んでもらうための工夫と言えば聞こえが良いですが内情は別のところにあるのが本音でしょう。ところが十輪院はそれがありません。寺務所とおぼしき所に受け付けがあったので拝観料を払う際、お茶席があるとデスクに書かれていたので頼むと、20分ほどかかるとのこと。お茶を沸かすのに20分とはと思いながらもお願いしました。その間に拝観すれば良いのですから。
■受け付けは若い女性でした。さほど大きくない寺院なので住職の娘さんかと尋ねると(私、結構知らない人に話しかけるのが好きなんです)、いいえ、と言われたので、アルバイトですか、と再度尋ねると、社員ですと、予想外の返事でした。後々、寺院の性格が分かって納得の返答でした。
■境内には本堂の他、離れた場所にも建物がありましたが、どこから入れば良いか迷っていると、その社員さん、出て来て案内をしてくださいました。すでに閉じられていた扉を開け、灯りをともし、その後、内陣まで来るように言われ、石仏の説明をタップリしてくださいました。「ここの国宝は触れるんですよ。どうぞ触ってください」とも。確かに、国宝の本堂にいるのです。柱も国宝の一部、建具も国宝。しかも外陣のショーケース(展示棚ではなくショーケース)の仏像を、「これは自院の秘仏です」との説明には驚きました。訪問する観光客一人一人にこのような説明をされているのか、もう閉門の時間が近く、もう来訪者はないと判断され、お茶席を注文したのでそのサービスのつもりかは分かりませんが、この人、アルバイトではないことは確かです。
■境内を少し散策していると、その方がお茶席の準備ができたと声をかけて、庭の端にある茶室まで案内してくださいました。その背にマスコットが描かれてあったので尋ねると「なーむくん」とか。平安遷都1300年を記念して生まれた「せんとくん」に反対した奈良の宗教団体が対抗馬として創ったのが「なーむくん」とか。アイキャッチの写真をひこにゃんが仲を取り持って仲直りした際の写真とか。
■さて、お茶。立派な茶室に通されました。そこには先ほど受け付けにいた別の女性が着物に着替えておられるではありませんか。入る前に筧で手を浄めるようにも言われました。なるほど着替えに20分程度はかかりそうです。作法は途中で棗の置く場所を変えたりで怪しかったですが、他の寺院とは違う一服でした。
■いただいた後、少し話をすると、土日は法要が毎週のようにあって、今日も午前と午後の2回あったとか。本堂の裏には墓地もあり、永代供養の小さな石碑も数多くありました。表門の前には20台近くの駐車場もありました。納得です。小さいながらも寺院としてしっかり運営できているので、観光客集めに必死にならなくてもよく、若い女性も正社員で働かれているし、雇用する余裕もあるのでしょう。石仏と言い、とても不思議な寺院でした。お茶を点ててくださった年配の人も正社員かどうかは尋ねませんでした。