■活動時期:2016年4月下旬
■画材:個人持ち絵の具、画用紙(白)
■ねらい:スポイトの使い方と混色の方法の再確認
■導入
園庭の木を見に行った後「木を描こう」と投げかける。
■園長のコメント
今年度初回の描画だったので、色味の少ないテーマを選び、水量調整用に使うスポイトの使用方法などを再確認したそうです。
興味深いのは色目です。個人持ち絵の具の場合、水の調整が上手くいかず、濃い色で塗りがちなので、「薄め」の指導をします。
でもテーマによれば、必ずしも効果的だと言えません。木もそうで、屡々色目が不自然なほど薄くなります。
以前年中の木では、幹の部分だけ、茶色と黒の混色で彩色しています。年長になれば色の限定はできるだけしない方が良いですが、そうすると淡い茶色だけで塗ってしまう作品も増えます。
この作品群には実際に見てきた木肌の色を再現しようとしているのも多くあります。
「どんな色だったか思い出して絵の具を作ってね」などのアドバイスも必要でしょう。年長では十分に表現できることをこの実践が証明しています。
なおスポイトの使用方法は個別指導が必要な子が半数ほどいたそうですが、テーマ設定自体が、そこにあるので、この時期には相応しいと言えます。
また、今回の実践のねらいが個人持ち絵の具の水量調整にありますが、枝ぶりの形にも注目できるように注意しましょう。年長児になると、丸太の上部に頭部のような緑を乗せるだけの概念的な「木」を描く子が増えます。事前に指導者が、そんな概念的な絵を描いて、「ほんとに木ってこんな形だったかな?」と投げかけるのも有効です。
■活動時間:線描:15分〜40分 彩色:30分〜60分

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